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それは知らない
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    多分このブログ長いです。半分記録みたいになってます。



    2017年度冬の自主公演第一弾『それは知らない』が終わりました。



    自主公演が始まるとき、主宰をやりたい人がたくさんいました。僕は彼らの夢を捨てさせ、公演を打ちました。人にそんな思いをさせてまでやる価値のあること、そんなものは世の中には存在しないと思っています。でもやってしまいました。だから僕はきっとこれが始まるときに、消えることのない悪行を背負っているんだと思います。



    それでもやりたかったんです。

    社会はたぶん大変で、大学生も大変です。ただのモラトリアム大学生の僕ですら大変で嫌になる時があります。でもそんな時に、好きな劇団やテレビとかの予定が先にあると分かると、それまでは頑張ろうと思えました。今がどんなにつらくても、その日そこに行けば絶対に楽しく幸せになれる。だからそれまでは生きていようと思いました。僕もそうなりたかったんです。それが笑いの存在価値、僕の存在価値だと思ったからです。だから今回、そんなことをアンケートに書いてくださったり、言ってくださるお客様がいて本当に嬉しかったです。

    ずっと僕がなりたかったものになれた気がしました。



    身に余る幸せです。少し台本を書いたら、あとは偉そうに口を出すだけの傲慢な人間に、みんなが力を貸してくれました。この1ヶ月間、きっと世界の誰より幸せでした。きっとその幸せのツケがきて、大楽が終わった瞬間に死ぬんだろうなと思いました。それでいいと思いました。それでいいから、この1ヶ月幸せになりたいと思いました。なれました。でもこうして次の朝を迎えることができたので、この幸運を噛み締めたいと思います。



    座組のみんなは素晴らしかったです。今回ほど『主宰』の肩書きが名ばかりだった公演はありません。みんなとっても素晴らしくて、僕が何もしなくても勝手に良い方向へ向かっていきました。自分の無力さとみんなの力の凄さを実感しました。本当に『全員主宰』だったと思います。こんな凄い人達がなぜ、僕に力を貸してくれるのか意味がわかりません。やっぱりこの不釣り合いな幸せのツケはどっかでくるんだと思います。どんな形だろう、痛いのじゃないといいなぁ。今月やけにガス代が高かったんだけどそれかな。



    二劇に入る前からこういったコメディがやりたかったんです。二劇に入ってからはもうちょっと真面目なやつもやってみたいと思う自分も生まれましたけど、それでも22年間ずっとやりたかったのはこれでした。自分の中にはふざけたのと真面目なのをやりたい2人の自分がいて、卒公はきっと少し真面目なやつになるので、コメディはこれが最後です。だからこれで、22年間生きてきた僕の0.5人分は卒業です。自分だけ二回も卒業をさせてもらえる、こんなありえないことがどうして僕に起こり得るのでしょうか。きっと何かとんでもないしっぺ返しがくるのでしょう。そういえば今月電気代もやけに高かったなぁ。




    最後にちょっとだけ。

    良い人が、一生懸命なら、それは幸せになるべきです。だから座組のみんなは幸せであるべきなのです。そのために、みんなの幸せの奴隷としてなんでもしようとしてきました。なにをどこまで出来たかはわかりません。きっと辛いこともあったんだろうと思います。ごめんなさい。本当にごめんなさい。

    だけどもし、楽しいなって思えたら、それはその人たちに言ってあげてください。

    きっとその言葉だけで、その人たちは一生生きていられると思うんです。

    本当にありがとうございました。



    2017年度冬の自主公演第一弾『それは知らない』

    主宰

    柘植智洋

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