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したたかでまじめな
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    この世にはたくさんの種類の才能があります。スポーツの才能、演技の才能、絵を描く才能、あと努力することなんかも才能といえるでしょうか。

    頭が良いことももちろん才能のひとつです。思考トレーニングである程度の向上はあれ、やっぱり差はあります。ポンコツOSと最新型OSでは情報処理のスピードも質も違います。


    ところで私はおばかさんです。たぶん間違いありません。

    友達からもよくばかと言われます。ドジで不器用で要領が悪いのはばかの典型的な一例です。こういうばかだととても生きるのに困ります。不便します。どうしたって仕事は遅いしコミュ力もたかがしれているし、活躍できる分野だってだいぶ限られます。友達に言われるばかは大抵そういうばかです。

    でも、私にはもっと辛いことがあります。

    何よりばかでいて悲しいのは、なかなか物事の本質にたどり着けないことです。

    ふっと胸にわいた疑問が、答えを出さぬまま忘れられていくことがたくさんあります。どんなに知りたくても、心焦がれても、永遠に分からないまま死んでいくんです。機知に富んだ洋画の台詞の意味が分からなかったり、思わせぶりな詩の一節も自分レベルの解釈しかできなかったり。だからばかであることは絶望です。ひとつの世界の行き止まりです。


    それでも演劇があって多少救われたと思います。

    稽古で、演劇というものを通すと私よりずっと賢い先輩方や同期がたくさんのことを教えてくれるんです。

    台本を通すとある人の考え方と友達になれます。いまいち吞み込めなければ主宰さんや役者さんが総出で丁寧に解説してくれます。あと、役者をやるとコミュニュケーションの法則だとか身体の原理だとか、今まで考えてもみなかったことを遠回しに教えてくれます。普段は授業の出席日数の話や天気の話くらいしかしない人でも。不思議なことです。たくさん考えたいタイプのばかにとってこんなに親切で、ありがたいものはありません。


    多くの人が言うように演劇は表現です。はじめて演劇に足をふみいれた時は私もそう思っていました。でもおばかの自分には何より考えるためのツールです。

    そういう演劇とのつきあい方が、今はとっても楽しいです。


    新歓公演第一弾「世界の扉を閉じるには」

    キャスト:佐々木結衣


    あと今日陳記に行きました。






    | 中大二劇 | 2018年度新歓公演 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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